スザ→ルル(ギアス)
幼い時に見たルルーシュの涙。
相手は悲しくて泣いているのに、それを綺麗だと思った自分は何て不謹慎だったのだろうか。
しかし、潤んだ瞳の輝きも、まるで宝石のようだった。
でも胸が痛かった。
ギューっと長い間締め付けられて、真綿で首を絞められる。
そんな苦しさに、幼い僕はルルーシュを泣かせない事を心に決めた。
動機は不純だったのかも知れない。
不純でも、ルルーシュを絶対に泣かせない。
ラビユウ、リナ視点(Dグレ)
神田って、今流行りのツンデレよね〜
ツリ目で短気で御馬鹿で可愛いvv
ラビといい雰囲気なんだけどな〜
今度の新刊、ラビユウかしら?
でも、アレ神も良いわよね〜vv
あ、またラビを睨んでる。
そんなに睨んじゃ美人な顔が台無しなの!!
お願い、神田、跡が残るからあんまりしかめっ面しないで!!
アス→キラ→シン(種)
パタパタパタ・・・
廊下を走る音がする。
あぁ、もうすぐだな。
そう思った瞬間に勢い良く扉が開いた。
「アスラン!!!」
ほら、来た。
読みかけだった本をベッドヘッドに置き、ベッドに座る。
そして遠慮無くキラもオレの隣に座った。
「シン君がね、シン君がね!!」
泣きながらそう話すキラ。
シンがどうしたんだ?
まぁどうせキラに家事を任せない発言をしたんだろ?
過去にも何回あった事か。
「僕にもう料理しなくて良いよって言った!!」
そりゃあキラにやらせたら台所が戦後の焼け地になるもんな。
「僕だって奥様したいだけなのに!!」
気持ちだけ受け取るよ、キラ・・・
泣きながら抱きついてくるキラに適当に相槌を打ってやると、キラはそれだけでシンへの怒りをぶちまける。
普段からストレス溜めてるんだね。
でもこれ痴話喧嘩だし。
聞いてるの飽きたし、もういっかな・・・
少し疲れたオレは、キラを止めようと何時ものように『もうシンの事なんか忘れろ』とキラの涙で濡れた目を親指の腹で拭い、一緒のベッドに寝かせる。
キラが寝付いたらこっそりとシンに説教でもしに行くかな。
仔スザルル(ギアス)
猫には毎回片思いです。
元からどんな猫でも好いてくれなくて、仲良くなろうと近づけば逃げられる。
仲良くなりたいんだけどな。
あ、でも1匹だけ懐いてくれた猫が居たっけ。
毛並がやたら良くて、何か言いた気な目をした黒猫。
野良だったのか、飼い猫だったのか分からないけど、でも自分から近づいて来た猫だった。
でも、実は夢の中の話だけど。
起きたら横にはルルーシュが寝ていて、僕の腕枕で寝てた。
夢の中の黒猫、実はルルーシュだったのかな?
アスキラ、ラクス視点(種)
のんびりと、ゆっくりとで良いので修繕していきましょうね。
貴方が貴方であるために。
貴方が壊れなくて済むように。
私のお願い事は、貴方が気持ちよく日々を過ごしていただける事だけです。
さぁ、世界は貴方のために・・・